【呼吸療法認定士】どんな資格?勉強法や問題集は?

看護師×〇〇

呼吸療法認定士を知っていますか?

私の周りにも何人かいるみたい!

呼吸に詳しい人っていうイメージ…

呼吸療法認定士は、どんな人にも価値がある資格ですよ。

確かにどの部署に行っても呼吸の観察や酸素療法の知識は必要ね!

呼吸療法認定士

「3学会合同呼吸療法認定士」認定制度に合格すると、呼吸療法認定士と名乗ることができます。

3学会合同呼吸療法認定士認定委員会が創設しました。

認定講習会及び認定試験等に関する業務は、公益財団法人医療機器センターが実施しています。

3学会は次の通りです。

  • 一般社団法人 日本胸部外科学会
  • 一般社団法人 日本呼吸器学会
  • 公益社団法人 日本麻酔科学会

呼吸関連の大きな団体が合同で関わっているのですね。

認定制度の目的も知っておきましょう。

呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの構成要員を養成し、かつそのレベルの向上を図ること

「3学会合同呼吸療法認定士」認定制度

呼吸療法への理解を深め、RSTなどを通して施設全体の呼吸療法をサポートしていくイメージですね。

自己研鑽にもなるし、施設全体に関わることもできるのね!

※RST(Respiratory Support Team;呼吸サポートチーム)

それでは、認定制度の概要をみていきましょう。

詳細はこちらを参照してください▶「3学会合同呼吸療法認定士」認定制度

対象者と受験資格

「3学会合同呼吸療法認定士」認定制度

呼吸管理の必要な患者さんに比較的長時間接する可能性のある職種に受験資格がありますね。

実務経験の要件がほとんど2年以上なので、働き始めて2年で受験できます。

学会や講習会への出席が要件となっていますが、過去5年間有効ですし、対象セミナーも多いです。

受験方法

受験方法には、いくつか必要な手続きがあります。

手続きが遅れると受験できませんので注意してください。

最初の申し込み手続きから受験までのスケジュールの概要は以下の通りです。

※2022年の場合

  • 2月16日10時~3月31日17時 Email登録&申請書類作成開始
  • 4月11日8時~4月15日17時 申請書類受付期間
  • 8月~9月 認定講習会受講(eラーニング/会場+eラーニング)
  • 11月 認定試験 筆記のみ(会場は毎回東京都内)

まず、前提条件として受験資格を全て満たしていることが必要です。

申請書類の受付は先着順ではありませんので、焦らなくても大丈夫です。

ただ、申込定員が超過した場合は抽選です。

2022年の場合、eラーニング/会場eラーニングの定員は3,160名です。

2021年の受験者は3,420名でした。

受験者には「認定講習会受講免除者」を含みますが、定員超過となることもあるようです。

認定講習会の日程に合わせて、公式テキストがもらえます。

認定試験を受けるには、準備期間がざっくり1年程度必要ですね。

受験料や試験会場への旅費も必要です。

手続きが遅れないように注意しないと!

合格率

気になる合格率はだいたい60~70%です。

特に2019年~2021年では67%以上となっており、2021年は70%と過去最高でした。

合格基準が緩和されたのか、もしくはeラーニングや問題集などの充実が影響しているかもしれませんね。

更新期間

呼吸療法認定士認定証の有効期間は5年間です。

5年間で講習会への出席、講演などで50点以上を取得する必要があります。

対象の講習会への参加のみでも十分50点以上を取得することが可能です。

私が呼吸療法認定士となった理由

手術室で働いているときに取得しました。

いつもの業務に慣れてきて、なんとなく物足りなさを感じていたので挑戦しました。

資格取得後は、院内のRSTに参加したり、院内や部署で勉強会をしたりするようになりました。

施設にRSTのようなチームがあれば、ぜひ参加することをおすすめします。

チーム活動をすることで、たくさんのことを学べますよ。

必ずしもチーム活動をする必要はありません。

呼吸のスペシャリストを目指していない人にもおすすめです!

勉強法

それでは、合格するための勉強法を紹介してきます。

私は一発合格しましたが、特別な勉強はしていません。

勉強法の結論

  1. 最新の問題集をやり込む
  2. 最新の認定講習会テキストを読み込む

この2点だけですね。

問題集・テキストや勉強のスケジュールについて、もう少し詳しくお伝えします。

公式テキスト

呼吸療法認定士の試験問題は、公式テキストである「認定講習会テキスト」から出題されます。

従いまして、このテキストを丸暗記すれば合格できます!

って簡単にいけばいいんですが…

テキストはボリュームがあり、お堅い文章が苦手な人にはつらいと思います。

テキストを読むだけで問題に解答するのも難しいでしょう。

また、テキストが配布されるのは、認定講習会前の7月~8月で、書店やAmazonでの販売はありません。

そこで、非公式ではありますが、問題集を活用します。

問題集

いくつか問題集はありますが、おすすめはこちらです。

  • 過去の受験者の情報と呼吸療法認定士試験合格者がまとめ上げた対策ノートなどを参考にして作られている
  • 昨年の試験情報も多数収録
  • 解説がきちんとしている

私の体感ですが、テキストとこの問題集をやり込むことでも合格はできます。

応用編に取り組むと、さらに合格へ近づくことができます。

  • いろいろな視点から問題が準備されている
  1. 実際の試験で間違えやすい問題
  2. 要点をついた応用問題
  3. ひっかけ問題

他にもテキストはありますが、間違いが多かったり解説が乏しかったりしますので、こちらの問題集のみを紹介しています。

また、こちらの問題集を作成している「アステッキ」は、eラーニング講座も展開しています。

呼吸療法認定士以外の資格についても教材を展開していますので、ぜひご覧ください。

アステッキの医療系資格e-ラーニング講座

  • 終末期ケア専門士
  • 終末期ケア上級専門士
  • 急性期ケア専門士
  • 透析技術認定士
  • 糖尿病療養指導士
  • 認知症ケア指導管理士

勉強スケジュール

いつからどのように勉強を始めるか、これは人によるのでなんともいえませんが…

私の勉強スケジュールはこちらです。

  • 4月~8月 問題集
  • 8月~11月 問題集+テキスト
  • 11月 受験

3月~4月頃に販売される最新の問題集を購入し、取り組みます。

8月の認定講習会のあたりから問題集+テキストをやり込みます。

いきなり問題集から始めるとわからないところも多いと思います。

ただ、問題集には解説がありますし、問題を解きながら問題の傾向や全体像を把握することができます。

その後に講習会を受けて、テキストでの学習を始めた方が効率がいいでしょう。

なお、すでに認定講習会を受講している知り合いやメルカリなどを通して、過去の問題集・テキストを手に入れることもできます。

私としては、結局は最新の問題集・テキストに取り組むことになりますし、勉強期間が長すぎるとダレますので上記の日程で集中することをおすすめします。

まとめ

呼吸療法認定士の資格や勉強法についてお伝えしました。

勉強、ボリュームが多くて大変そう…

確かに真剣に取り組まなければ合格は難しいかもしれません。

しかし!呼吸療法認定士の資格は生涯役立ちますよ!

呼吸はどこに行っても大切ね!

今までの経験や資格を活かせる職場を見つけましょう!

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