【医療経営士】どんな資格?なんの役に立つ?

看護師×〇〇

医療経営士を知っていますか?

聞いたことないかな…

なんだかすごそうな名前ね。

まだまだ知名度は低いですね。

私は医療経営士2級をもっていますので

この資格についてわかりやすく紹介しますね。

どんな資格か気になる!

医療経営士って何?

医療経営士は、一般社団法人日本医療経営実践協会が設立・認定している資格です。

医療経営士が生まれた背景をみていきましょう。

医療経営士とは

医療機関をマネジメントする上で必要な医療および経営に関する知識と、経営課題を解決する能力を有し、実践的な経営能力を備えた人材です。

長らく“経営不在”と指摘されてきた医療界において、「医療経営士」は、これからの医療現場を担う重要な人材と位置づけられます。

医療経営士とは – 一般社団法人 日本医療経営実践協会

その名の通り、医療機関の経営能力を備えた人材の育成を目的としていますね。

もちろん、いきなり経営ができる能力を求められるわけではありません。

経営するもしないも自由です。

経営が目的ではなくても、医療経営について少し学んでみたい人、医療機関と関わるような仕事をしている人などさまざまな人を受け入れています。

病院で看護師として働いていた私の場合は、中堅看護師であることや将来管理職になることに備えて資格を取得しました。

医療経営士の等級

医療経営士は3つの等級に分かれています。

  • 医療経営士3級
  • 医療経営士2級
  • 医療経営士1級

3級から順番に1級まであがっていくというイメージですね。

キャリアステージ | 医療経営士とは – 一般社団法人 日本医療経営実践協会

各等級の対象者や学習内容は次の通りです。

キャリアステージ | 医療経営士とは – 一般社団法人 日本医療経営実践協会

3級は知識編、2級・1級は知識+実践編です。

特に1級にもなると医療機関の経営幹部レベルですね。

私も経験しているように、2級までは単に試験勉強をすることで合格できます。

ただ、1級ともなると、短文記述形式と論文記述形式問題に加えて面接がありますので、実際に医療経営に携わっている人でないと合格は難しいです。

2022年8月現在の合格者数は以下の通りで、1級はとても少ないですね。

  • 3級・・・22,357名
  • 2級・・・2,328名
  • 1級・・・110名

試験内容や日程など詳細はこちらを参照してください▶一般社団法人 日本医療経営実践協会 – 医療経営士 認定試験

医療経営士はなんの役に立つ?

医療経営士の資格を取得すること、あるいは試験勉強をすることには次のような活かし方があります。

  • 次代を担う病院経営幹部の養成
  • 病院の経営本部・経営企画室等、経営組織の立ち上げ
  • 病院経営の能力評価測定
  • 病院の人事考課
  • 病院経営知識を業務運営に活用するため
  • 病院経営手法による経営改革を実行するため
  • 病院経営知識のレベルアップ
  • 病院職員のキャリア開発
  • MR等医療関連産業に従事する社員の知識習得
  • 医療経営学部教育における学生への動機づけ及び理解度の把握
  • 学生の医療機関・医療関連企業等就職活動強化のため

本気で病院経営に携わっていこうとする人にはぴったりですね。

私のように、病院経営知識を得るため、キャリアアップのために利用することもできます。

また、医療従事者以外でも受験できます。

  • 病院経営の知識が必要なコンサルタント
  • MR
  • 医療機器メーカー
  • 金融機関などに所属している人

医療経営士になると具体的に何ができるの?

医療経営士になって何をするか。

典型的には、すでに医療機関の経営に関わっている人、これから関わる人が知識・実践能力を高めるために資格をとり、その後も医療経営に携わることですね。

医療界はさまざまな社会的情勢の影響を受け、常に経営改善を求められています。

よりよい経営を目指して活動していくわけですね。

日本医療経営実践協会には、会報や大会もあり、自身の実践内容を共有・発表する場も用意されています。

コンサルタント、MR、医療機器メーカー、金融機関など、医療機関と関係のある職員が知識をえるために取得することもあります。

一方で、私のように資格はとったものの具体的な活動をしていない人もいます。

医療経営士を目指す人に一言

私がこの資格を取得しようと思った理由は、「経営のことが全くわからないから」です。

この資格を取得しなくても学習はできるのですが、勉強するならついでに資格もとろうということですね。

特に中規模以上の医療機関で働く看護師は苦手な分野ではないかと思います。

資格を取得しているのも他職種の方が圧倒的に多いと思います。

やはり経営・事務部門の方が多いでしょうか。

医療経営士は、3級であっても決して簡単に取れるものではありません。

受験には、資金も時間も使います。

医療経営士となる目的をはっきりさせて、目的に必要であれば挑戦してみてください。

医療経営士3級になると

3級は、医療経営士の入門として位置づけられています。

3級であっても認定されると、日本医療経営実践協会会員として登録する資格が得られます。

また、財務分析、業務改善、リスクマネジメント、地域連携、広報、DPC等の各研究会に参加できるようになります。

定期的に各地での会報が届いたり、協会独自のスケジュール帳がもらえたりするのも有益ですよ。

まとめ

医療経営士について説明しました。

参考になりましたか?

こんな資格があるんて初めて知ったわ。

キャリアに活かせそうならぜひ検討してみてください!

私も中堅看護師だし、とりあえず3級の勉強考えてみようかな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました