フライトナースになるには?仕事内容や魅力を紹介!

看護師×〇〇

フライトナース、カッコいいですよね。

難しそうだけど魅力的ね。

どうやったらなれるのかしら。

フライトナースのなり方や仕事内容を紹介しますね。

ぜひ聞きたい!

💡この記事を読んでわかること

  • フライトナースの仕事内容
  • フライトナースの魅力
  • フライトナースのなり方

フライトナースはとってもやりがいのある仕事です。

ぜひ参考にしてください。

フライトナース

フライトナースとはドクターヘリに医師と共に搭乗する救命医療のスペシャリストです。 

近年、ドキュメンタリーや医療ドラマでドクターヘリや救命医療の認知度はますます広がっていますね。

また、メディアの影響からフライトナースを目指す看護師も増えているようです。 

2022年4月時点では、全国47都道府県のうち56機が配備されています。

一県平均で1~2機、県によってはドクターヘリが配備されていないところもあり、それに搭乗できる看護師も限られています。

フライトナースは看護師の中でも特別な存在といえます。 

看護師の国家資格といくつかの条件を満たすことでフライトナースになることができます。

いくつかの条件については後ほどみていきましょう。

フライトナースの仕事内容

フライトナースの業務はドクターヘリでの救命医療だけではありません。

出動しない時は所属している病院での看護業務になります。 

ドクターヘリは救命救急センターに所属していますので、平時は救命救急センターで勤務しています。 

救命救急センターは三次救急医療機関であり、重篤な患者さんを24時間体制で受け入れを行っています。

ドクターヘリでの出動が無い時でも非常に忙しく、それだけやりがいのある仕事であるといえます。 

ドクターヘリは消防本部からの要請で出動します。

実際に出動要請から搬送までの流れは次の通りです。

  1. 救急車内から早期搬送の必要があると判断された患者さんを本部へ連絡
  2. 本部から救命救急センターへ要請
  3. ドクターヘリ要請後、数分以内に出動
  4. 医師と打ち合わせをしつつ、必要と思われる医療機材の準備
  5. 医師とフライトナースがパイロットと共に搭乗して現場に向かう
  6. 現場に到着後、早期に治療を開始
  7. フライトナースは医師の介助をおこないつつ、患者さんや家族の精神的看護も行う
  8. 病院もしくは最寄りの救命救急センターなどに搬送

救急車とは異なり、ヘリコプターに積載できる医療器具にも限りがあります。

そのなかで患者さんの治療を行わなければなりません。  

フライトナースの魅力

そんな忙しい日々をおくるフライトナースですが、憧れをもつ看護師さんも多いです。

フライトナースの魅力をみていきましょう。

やりがいにあふれている

フライトナースは、救命医療のスペシャリストです。

メディアの影響からも憧れを抱く人も多いでしょう。

専門性の高いフライトナースは魅力、やりがいにあふれています。

給与が比較的高い

厚生労働省が発表した「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均給与は月約33.8万円。

年収にすると405万円程度となります。(月給×12か月で算出) 

フライトナースの基本給は、通常の看護師と同等の額を支給されます。

しかし、それに加えて危険手当や待遇手当が発生し、年収にして400~550万円ほどにアップするようです。

もちろん、勤務している地域や経験年数によっても給料は変わります。

今後のキャリアアップにつながる

狭き門のフライトナース。

救命救急の中でもさらに専門的な仕事です。

その経験を活かしてキャリアアップを目指す人もたくさんいます。

例えば

  • 認定看護師資格とかけ合わせる
  • 今までの経験と資格を活かしてフライトナースの教育・人材育成に注力する
  • 救命救急に限らずICUや外科系部署での管理職に就く
  • メディアへの出演や専門雑誌での執筆

キャリアアップの選択肢の幅が広がるのもフライトナースの魅力ですね。

フライトナースになることができる実力やマインドがあれば、なんでもできそうですね。

フライトナースになるには

フライトナースは前述のとおり看護師の資格があれば目指すことができます。 

しかし、日本航空医療学会や厚生労働省がいくつか条件を提示しており、フライトナースになるためにはそれらを満たす必要があります。

フライトナースになるための条件

  • 正看護師として5年以上の実務経験がある 
  • 3年以上は救急医療を経験している 
  • 救命救急医療に関するACLSプロバイダーおよびJPTECプロバイダーを取得している
  • 日本航空医療学会が主催するドクターヘリ講習会を受講している 
  • 救急看護師としてリーダーを務めている 

患者さんの容態に合わせて臨機応変に対応するため正看護師経験5年、救命医療の経験を3年以上積む必要があります。

フライトナースを目指す場合は、まず救急病棟や救命センターに配属し、上司にフライトナースを目標としていることをしっかり伝えておくことが大切です。 

また、ACLS、JPTECといった救命救急に関する資格のほか、第三級陸上特殊無線技士の資格を取得し、日本航空医療学会が主催するドクターヘリ講習会を受講しなければなりません。 

ACLSプロバイダーは日本ACLS協会、JPTECプロバイダーはJPTEC協議会、第三級陸上特殊無線技士に関しては公益社団法人日本無線協会と、資格によって日程、会場等違いますので各ホームページを参考に、ぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。  

日本ACLS協会ホームページ▷ https://acls.or.jp/ 
JPTEC協議会ホームページ▷ https://www.jptec.jp/ 
公益財団法人 日本無線協会ホームページ▷ https://www.nichimu.or.jp/kshiken/ 
厚生労働省「ドクターヘリの安全な運用・運航のための基準

フライトナースの適性

フライトナースになるにあたり、適性というものがあります。 

どんな人が向いているのでしょう。

フライトナースに向いている人

  • 現場でリーダーシップを発揮できる人 
  • 冷静に判断できる人 
  • 医師やパイロット、現場にいる消防士や警察官などとコミュニケーションが取れる人 
  • 最新の救急医療について、常に向上心をもって学べる人 

救命救急では、患者さんの命を救うために常に1分1秒を争う医療処置が必要です。

医師の指示を受けて的確に医療器具を準備し、円滑に処置を行うためには冷静な判断力が必要となります。 

また、ドクターやパイロットのほか、現場にいる警察官、消防隊とのコミュニケーションが重要となります。

積極的に意見を言える人、コミュニケーション能力が高い人はフライトナースに向いています。

フライトナースの求人

フライトナースに関しては、基本的に病院側からの推薦もしくは自ら志願することで目指すことができます。

経験年数や資格は条件を満たしているか、適性はあるかなどを病院側が判断します。 

ですので、フライトナースの求人がでていることはあまりないでしょう。

まず、ドクターヘリのある病院を探し、フライトナースを目指していることをはっきりと伝えて、救急病棟や救命センターで経験を積むことから始めましょう。

まとめ

フライトナースは最前線の医療を担う魅力的な仕事です。

専門的で難しそうだけど、とても魅力的ね。

大切なのは気持ちと行動力ですね。

興味がある人はドクターヘリのある病院を探すところからね!

フライトナースを目指す人、今までの経験・資格を活かせる職場を探しましょう!

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